
あなたは「学習性無力感」というものを知っていますか?
この症状を理解しているのと理解していないのとでは、目標を達成するのに大きな差が生まれてしまいます。
この記事を読んで正しい目標達成の仕方を学んでいって下さい。
- 無気力なのをどうにかしたい
- 目標に向かって努力したい
- 「学習性無力感」について知りたい
学習性無力感
実験
「学習性無力感」とは以下の実験によって提唱された現象です。
犬を以下の3つの群に分け、オペラント条件づけに従って、電撃回避学習を課した。
・頭部を動かすと電撃を停止できる群。
・第一統制群:パートナーが受ける電撃を同様に受ける。
・第二統制群:電撃を受けない。第一統制群の、自分では電撃を停止できない犬は、回避行動をとらず、電撃を受け続けた。こうした実験によって非随伴的な刺激が与えられる環境によって、何をやっても無駄だ、統制不能だという認知を形成した場合に、学習に基づく無力感が生じるとし、学習性無力感が提唱されたのである。
学習性無力感 – Wikipedia
この実験では、ヒトでも同様の不適応を起こすことが確認されていて、更にその症状はうつ病のものと似ていることもわかりました。
つまりどういうこと?
上記の実験によってわかることは、問題の解決に失敗し続けると(解決できるにも関わらず)解決することを諦めるようになってしまう、ということです。
この現象は「ハラスメント」や「ブラック労働」、「いじめ」においても確認されています。
学習性無力感に陥らないために
1度、学習性無力感に陥ると改善するのは難しいです。
実際に、目前の問題を解決することに対して、5回も失敗している場面を想像してみて下さい。
とてもやる気にはならないですよね?
しかし「学習性無力感」には最適な対策が存在するので安心して下さい。
小さな成功体験を積み重ねるべし
最適な対策とは、端的に言えば失敗しないことです!
とはいっても初めから「失敗しないこと」が可能ならばそもそも問題ではありません。
私が言いたいことは
成功するのが難しい目標は、小さくバラバラにして1つずつ成功していく
ということです。
目標を小さく細かくするべし
大きな目標をいきなり突破することは難しいですが、小さな目標をいくつかこなすことは簡単なことです。
9段の跳び箱が飛べないのなら、3段の跳び箱を3回飛べばいいだけの話です。
小さな目標をいくつも設定して、それを積み重ねて大きな目標を達成する。そうすれば学習性無力感に陥ることはなくなります。
以下の例はブログの場合です。
「ブログで10万円稼ぐぞ!」
↓ ↓ ↓
「まずは10記事書く」→「次は広告をゲットする」→「次は人気がでる記事に挑戦する」→(つづく)
このように「大きく途方もない目標」よりも「小さく細かい目標」をこなす方が精神的にも技術的にも楽です。
このように何か大きな目標があるときは、その目標を小さく細かくしてみて下さい。

私はとりあえず「1日1記事」を目標にしています
まとめ
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 目標は小さく細かくする
人は知らず知らずのうちにやる気を削がれていることが多いです。
あなたのやる気を守るためにも、是非今回の内容を実践してみて下さい。