- 自己評価が低い
- 自己評価の方法を知りたい
- 自己肯定感を高めたい

あなたはあなた自身を素晴らしい人間だと思っていますか?
今回の記事では自己肯定感を高める自己評価の仕方について解説していきます。
目次
心理学者ルース・バトラーの実験
実験内容
ルース・バトラーが行った実験は以下の通りです。
中学生たちを対象にしてテストを行います。その際、彼らには事前にテストの評価方法を伝えておきます。
①のグループには「他の学生と比較して評価する」と伝えた。
②のグループには「あなた自身の成績の上がり具合を評価する」と伝えた。
すると……
②のグループの方が成績の伸びが大きかった。また、勉強が楽しいという声も①のグループと比べて多かった。
つまり、人は他人との比較での評価よりも、自分の成長の度合いを評価してもらった方が行動しやすいのです。
どうして自分の成長を評価する方が良いの?
理由は簡単で、
- (自分内の)成長評価は自分の行動で結果を変えるのが簡単
- (他人との)比較評価は自分の行動で結果を変えるのが難しい
からです。
自分の工夫や努力が報われることはとても嬉しいものですよね。
自分の行動が無駄にならず、結果に繋がると感じるようになるので、成長評価の方が良いのです。
正しい自己評価の仕方
今はまだ評価しない
成長評価による自己評価を行うのならば、現在の自分を評価するのではなく、現在の自分を基準として(未来で)どれだけ成長したのかを評価しましょう。
成長評価をするためには「以前と比べてどれだけ成長したのか」ということを明確に把握しなければなりません。
つまり成長する前の基準となる「過去の自分」を設定する必要があるのです。
しかし、現在の自分を評価しようと思っても、明確な基準が存在しないのです。
ですので、思い切って今の自分を評価することはやめましょう!
その代わりに、これからの成長を評価するために、現在の自分を基準としてしっかり記録しておくことが重要です。
現在の自分を記録する
現在の自分を基準とするためには、現在の自分に出来ないこと(やりたいことも)をメモしておきましょう。
それらのリストを丸ごと目標として設定するのです。
そして、そのメモに書いてあることが出来るようになったら、1つずつ斜線で消していくのです。
そうしてメモから消えた分があなたの成長度合いとなる訳です。
他人と比較しない
このときに注意することが、他人と比較することです。
例えば、あなたは2重跳びができなくて、それを目標にしたいと考えた時に、
「みんなは2重跳びが出来て当たり前なんだ。。。」
と思って、書くのを止めてしまってはダメです。
成長評価はあなたのあらゆる成長を評価します。
ですので、どんな些細なことであっても目標にしちゃいましょう!
勝手に上がる自己評価
目標を立てて、成長評価の仕組みを理解したならば、後は行動するだけです。
他人との評価は全て見ないふりをして、過去の自分からの成長だけに目を向けましょう。
そうすることで、勝手に自己評価が上がっていきます。
まとめ
- 自己評価は自分の成長だけを見る
- 他人と比較しない
自己評価が低くなる理由は、他者と自分とを比べて劣等感を抱いているからというのが多いです。
あなたも自分の成長をしっかりと評価して、自己肯定感を持った明るい人生を送ってください。