
- 暗記するのが苦手
- テストの点数を上げたい
- 勉強を簡単にしたい
学生の方は英単語や数学の公式など暗記に悩まされることが多いと思います。
しかし安心して下さい。
今回の記事を読めば暗記に対する悩みは消え、テストで良い点をとれるようになります。
目次
暗記は”気軽”にやるべし!
学生のみなさんはとても忙しいですよね。
勉強はたくさんの教科を同時に相手しないといけないし、部活動での疲れも溜まっていきます。
友達と仲良く遊ぶことも忘れてはいけません。
そんな多忙な人のために簡単に出来る暗記方法について述べていきます。
「質」より「回数」

やる気には限りがあるので暗記には使わずに問題を解く時や部活をする時のためにとっておいて下さい。
初めに言っておくと、暗記をする上で最も重要なことは反復して行うことです。
詳しいことは後述の「記憶の仕組み」の項で解説しますが、暗記を行うときは「質」よりも「回数」を重視して下さい。
脳は1度集中したことよりも何回も経験したどうでもよいことの方を優先して覚える傾向にあります。
誰しも気付いたらテレビのCMを覚えている経験があると思います。
テレビのCMは脳のこうした仕組みを効果的に利用しているのです。
暗記はやる気がなくても出来る

つまり暗記に必要なのはやる気や集中力ではなく気軽に取り組める仕組みです。
机に向かって勉強するのは気分が乗らなくても、ソファでだらだらしながら単語帳を開くのはやってもいいかな、という気持ちになりませんか?
もっとだらだらしたい人はベッドの上で横たわった状態で暗記しても大丈夫です。

机での勉強に疲れたときに、休憩がてら暗記をするのもおすすめ
暗記グッズを利用する

やる気がなくても暗記が出来るように準備をしておきましょう。
例えば、単語帳の覚えたいところに付箋を貼ってすぐ開けるようにする、単語カードを作って持ち運べるようにする等です。
また専用マーカーを使えば教科書を暗記グッズにすることも出来ます。(濃い色で文字が読みにくくなる商品もあるから要注意)
- 「質」より「回数」を意識する
- 気軽に取り組める工夫をする
記憶を定着させるアウトプット

アウトプットは出力を意味します。
すなわち仕入れた知識を実際に使うことを指します。
暗記したことをより定着させたいのならば、
暗記した知識を使う
必要があるんですね。
例えば以下が暗記のアウトプットに当たります。
- 覚えた単語を確認するために自分で単語テストをする
- 友達同士で問題の出しあいっこをする
アウトプットを行うことで暗記した知識は盤石なものとなります。
↓アウトプットに関しては下の記事で詳しく解説しています↓
- 覚えた事をアウトプットする

記憶の仕組みを理解しよう!

暗記は回数を重ねて行う
脳に入ってきた情報は海馬が必要性を判断し、必要と判断されたものが長期保存される。その判断断の基準は生存にかかわるかどうか。しかし、繰り返し入ってきた情報は、生存に必要なものだと勘違いしてくれる。また、繰り返すことで忘れるスピードを遅くすることができる。とにもかくにも、反復することが重要で、その際、同じ内容を、入力ではなく出力に力点を置いて学習しよう。
こうすれば記憶力は高まる!~脳の仕組みから考える学習法(東京大学 …
脳が記憶を行うのは「生きるために必要だ」と判断した時です。
そして「生きるために必要だ」と判断させるために有効なのが回数を重ねることなのです。回数を重ねることで脳が
「この情報は何度も見たぞ」
「この情報はきっと生活に必要なんだな」
と都合の良い判断をしてくれます。
なので「回数」を意識した暗記を行って下さい。
エビングハウスの忘却曲線
更に1ランク上の暗記がしたい人向けの話です。
有名な話ですが、エビングハウスの忘却曲線というものがあります。

新潮文庫『受験脳の作り方』P49より引用
この図を見てわかる通り、暗記を行った4時間後には半分の50%が忘れ去られています。
つまり1度だけの暗記では数時間後には大半を忘れてしまうのです。
これが「質」よりも「回数」の方が重要な理由です。

新潮文庫『受験脳の作り方』P70より引用
忘れたタイミングで繰り返し暗記を行うことで少しづつ記憶に定着させましょう。

暗記は繰り返しがとても大事!
まとめ

- 「質」より「回数」を意識する
- 気軽に取り組める工夫をする
- 覚えた事をアウトプットする
暗記が得意な人はみんなこの事を意識してやっています。
私は物覚えがとても悪いんですけど、今回の内容を意識するだけで、暗記が得意になりました。
そして大人になった今でも重宝しています。
ぜひあなたも今回の暗記法を試してみて下さい!