- 勉強が続かない根本的な原因
- 勉強を続ける方法

定期テストに受験勉強。
勉強は継続しないと効果が表れないといわれますが、続けるのってめちゃくちゃ難しくありませんか?
意味不明な用語を覚えたり、わからない問題をどうにか理解したり、1回の勉強でもしんどいですよね。
ましてや何日も何ヶ月も続けるのは相当な重労働。
今回は私が家庭教師をして気付いた勉強が続かない原因を解説します。
勉強が続かない原因は「楽しんでいない」に尽きる
勉強が続かない原因は色々考えられます。
- 集中力が足りていない
- 問題のレベルが自分に合っていない
- 勉強のペース配分が苦手
などなど。
しかし勉強が続かない根本的な原因はほかにあります。
それはあなたが勉強を楽しんでいないということです。
勉強を楽しみさえすれば、大方の問題は解決します。
- 好きなテレビドラマ
- ハマっているゲーム
- 趣味のスポーツ
これらはカンタンに続けられますよね?
だって、楽しいから。
勉強を続けられている人たちを思い浮かべてください。
彼らはみんな、なにかしらの楽しみを勉強に見出しているはずです。
- テストで良い点数をとるのが気持ちいい
- 問題を解けるようになると嬉しい
- 勉強そのものが楽しい
楽しいことはいつまでも続けられます。
逆にあなたが勉強を続けたいのなら、楽しむしかないんです。
勉強を続けるには楽しむしかない
次の数学に関する文章に目を通してみてください。
群の概念は、数学的対象 X から X への自己同型の集まりの満たす性質を代数的に抽象化することによって得られる。この集まりは X の対称性を表現していると考えられ、結合法則・恒等変換の存在・逆変換の存在などがなりたっている。集合論にもとづき X が集合として実現されている場合には、自己同型として X からそれ自身への全単射写像を考えることになるが、空間や対象の持つ構造に応じてさらに付加条件を課すことが多い。例えば、ベクトル空間 X に対してその自己同型写像の集まりを考えると群が得られる。また、平面上に正三角形など何らかの対称性を持った図形が与えられているとき、平面全体の変換のうちでその図形を保つようなものだけを考えることによって、図形の対称性を表す群を取り出すことができる。
群(数学)-Wikipediaより引用
最後まできっちり読み続けられた人はいないんじゃないでしょうか。
もしいるとすれば、数学の知識に興味をもった人でしょうね。
全然面白さを感じない。ワクワクドキドキしない。
人間はそんなどうでもいいことに集中力を割くことはできません。
もしそれが、勉強であってもです。
人間の行動は「ドーパミン」と呼ばれる脳内物質によってコントロールされています。
「ドーパミン」は人間に快楽を与える物質で、「あの快楽をもう1度味わいたい」と思わせることで行動を促すものです。
- 楽しい
- ワクワクする
- 心地良い
これらの感情は「ドーパミン」の作用なんですね。
たとえば、
- パチンコなどのギャンブル
- 性的なこと
- 麻薬
はドーパミンの分泌量が多く、下手をすると依存症を引き起こします。
逆に脳内で「ドーパミン」が分泌されなくなると、うつ病などの病として扱われ、ベッドの上で無気力に過ごすことになります。
それだけ私たちの行動は「ドーパミン」によって支配されているんです。

そしてこの「ドーパミン」を分泌するきっかけが、楽しむことなんです。
勉強を楽しめていないと脳は、
快楽を得られない→やらなくていい
という判断を下し、やる気や集中力を与えてくれません。
当然勉強は続かないでしょう。
あなたが本気で勉強を続けたいのならば、勉強の楽しみ方を見つけるしかありません。
それが何よりの近道です。
勉強の楽しみ方を見つける
勉強の楽しみ方は人それぞれです。
先ほど挙げた
- テストで良い点数をとるのが気持ちいい
- 問題を解けるようになると嬉しい
- 勉強そのものが楽しい
でもいいですし、
- モテたい
- 褒められたい
- お小遣いが欲しい
という欲望に忠実な楽しみ方でもOKです。
ポイントは出来るだけ勉強のすぐ後に結果が得られるようにすること。
モチベーションは
- 行動
- 報酬(嬉しいこと)
この時間差が小さければ小さいほど、引き出されます。
- テストで良い点数をとるのが気持ちいい → 定期テストだけでなく自作のテストにも取り組む
- 問題が解けるようになると嬉しい → 必ず問題演習を取り入れる
- お小遣いが欲しい → 勉強が終わったらすぐにもらう
といった具合にです。
勉強の楽しさを知る方法
勉強の楽しを知るオススメの方法は、
- 問題を解けるようになる
- テストで良い点数をとる
この2つです。
家庭教師の経験上、この2つのうち片方でも経験した生徒は自ら勉強するようになります。
勉強のやる気を引き出すための法則なわけです。
「問題が解けてテストで良い点数が取れたら苦労しないよ!」という人は、誰かを頼ることを覚えましょう。
- 勉強が得意な友達
- 学校の先生
- 家庭教師の先生
勉強は1人でするものではありません。
理解している人がそうでない人に教える。
そうやってみんなで行うものなんです。
あなたが勉強で躓いているところがあるのなら、出来る人に教えてもらいましょう。
そうすれば勉強の楽しさを知ることができます。
そうして勉強を続けることができたのなら、今度はあなたが教えてあげる番です。
あなたもぜひ勉強のある人生を楽しんでくださいね。