- やる気がゼロの時の共通点
- やる気のメカニズム
- やる気がゼロになる原因と対処法

「やる気が全く出ない……」
「こんなんじゃ何もできない」
やる気がゼロの状態って結構ありますよね。
私もやる気がないタイプなので、「どうしたらやる気が出るんだろう?」と悪戦苦闘しています。
そのおかげで「やる気がゼロの時の共通点」を見つけました。
今回はやる気が全くない時の原因と対処法を解説します。
やる気がゼロの時の共通点
結論をいうと、やる気がゼロの時はいつも、
行動をしていないんです。
「やる気がないんだから行動していないのは当たり前じゃん」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
やる気のメカニズムの話をすると、
やる気がないから行動しないのではなく、
行動しないからやる気が出ないなんです。
やる気のメカニズム
とはいっても全然しっくりこない人が多いと思います。
私も初めて知った時は「何言ってるんだ?」と疑心暗鬼でしたし。
ですがやる気のメカニズムの通りにすると、自然とやる気が湧いてきたので、信じるしかありませんでした。
やる気の有無は脳の「側坐核」と呼ばれる部位によってコントロールされています。
「ドーパミン」という脳内物質は聞いたことがあるでしょうか。
「ドーパミン」が「側坐核」を刺激することでやる気が生じるカラクリになっています。
そしてこの「側坐核」には面倒な仕組みが備わっているんです。
その仕組みとは、作業を開始してから5~10分ほど経たないと働かない「作業興奮」と呼ばれるもの。
つまり私たちのやる気が出ないのは、「作業興奮」のメカニズムを知らずに、やる気が自然と湧いてくるのを待っていたからなんです。
しかし私たち人間には、頭の中で何が起こっているのかを感じ取れません。
そのため「やる気は自然に湧いてくるもの」と勘違いをしてしまうのです。
あなたのやる気がゼロになってしまうのも、例外なく、「作業興奮」の影響だといえます。
×:やる気がないから行動しない
○:行動しないからやる気が出ない
やる気がゼロになる原因
以上のことを踏まえてやる気がゼロになる原因をまとめると、2つに分類できます。
それはこちら。
- 集中を妨げる何かがある
- 最初の10分を我慢できない
①集中を妨げる何かがある
1つ目の原因は集中を妨げる要因が存在することです。
「作業興奮」における最初の5~10分を乗り切っても、いい加減な作業では、脳が「今は作業していないな」と勘違いをしてしまいます。
従って「作業興奮」の時間も、ある程度は真剣に取り組まないといけません。
しかし集中を妨げる何かが存在している場合は、真剣さが失われます。
「作業興奮」以前の話ですね。
あなたの集中を妨げるもの例としては、
- 悩みごと
- テレビやスマホ
- どうしようもないほどの疲れ
などが挙げられます。
心当たりがあるでしょうか?
もしあるならば、その原因を取り除かなければ、どうあがいてもやる気は湧いてきません。
オススメの対処法は睡眠や瞑想による休憩をとることです。
休憩をとれば、あなたの頭の中で渦巻いている原因が整理され、自然とスッキリしますよ。
休憩をとる時のポイントは2つ。
- 目を閉じる
- 瞼の裏に集中して何も考えない
です。
これさえ守れば、15分程度の休憩でも頭が1人手に整理整頓をしてくれます。
②最初の10分を我慢できない
2つ目の原因は「作業興奮」期間の5~10分を我慢できないことです。
こればっかりは諦めてください。
我慢してくださいと言う他ないので……。
一応対処法はいくつかあります。
- 作業用BGMを設定しておく
- 筋トレで無理矢理ドーパミンを出す
- 最初の5~10分はカンタンな作業を行う
しかしこれらの対処法はあくまで一時的なもの。
補助輪を付けた自転車に乗るようなもので、いずれは補助輪無しで乗れるようにトレーニングしなければなりません。
オススメは心を無にすることです。
頭を動かしてしまったら「遊びたい」「ベッドに寝ころびたい」などと余計なことを考えてしまうので、何も考えずに、淡々と作業をする。
気が付けば作業モードになっています。
やる気の原理は万人共通ですが、
工夫の仕方は人それぞれ。
あなたに合った方法が見つかることを祈っています。
まとめ:やる気がゼロの時の共通点
×:やる気がないから行動しない
○:行動しないからやる気が出ない
やる気がゼロになると、本当に何もできませんよね。
まるで世界が終わってしまったかのような錯覚に落ちいります。
しかしやる気は結局、脳の働きでしかありません。
適切な方法を選択すれば、やる気を引き出すことは可能です。
あなたもぜひ「作業興奮」を意識したやる気マネジメントを行ってくださいね。