
今回は唐木元さんが書かれている「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」の書評を行います。
目次
「新しい文章力の教室」のおかげでブロガーになれた話
結論をいうと、私は「新しい文章力の教室」のおかげでブロガーになることができました!
「ブログを作れば誰でもブロガーなんじゃないの?」という意見もあると思います。
ですが私にとってのブロガーは
- 読んでくれる人がいる
- 読者の役に立てる
- 読者を喜ばせることができる
人のことです。
これらができてようやく立派なブロガーだと思うんです。
そして先日ツイッターで嬉しい言葉を頂きました!
これも「新しい文章力の教室」を読み、
文章テクニックのトレーニングを積み重ねてきた結果です。
著者の唐木元さんには感謝してもしきれません。

「新しい文章力の教室」は実践的な1冊
ここからは
「『新しい文章力の教室』ってどんな本なの?」
といった疑問に答えていきますね。
すぐに実践できるテクニック集
「新しい文章力の教室」には、読んですぐに実践できるテクニックが77個もまとめられています。
例えば、
- 良い文章とはどんな文章か?
- 良い文章を書く前の準備
- 推敲のポイント
といった文章全体の構想テクニックから、
- 「が」や「で」で文章をだらだらと繋げない
- 「らしさ」「ならでは」には客観的根拠を添えること
- 便利な「こと」「もの」は減らす努力を
などの具体的で細かいアドバイスまで網羅されています。
これらの優良テクニックを良い例と悪い例の比較とともに説明してくれているので、テクニックの効果をその場で実感しながら勉強できるんですよね。
文章を読む力も身に付きます
また「新しい文章力の教室」でテクニックを学べば文章を読む力も身に付きます。
「新しい文章力の教室」では
- 主語と述語を意識しながら構造に還元して読む
- 短文・重文・複文を理解して係り受けを整理する
のように文章構造を理解するためのポイントも紹介されています。
そのため文章を書く力だけでなく、文章を理解する力も身に付くんです。
実際に私は「この文章読みにくいな……」と感じたときに、
「係り受けが遠いからわかりにくいのか!」と文章を直す箇所がすぐわかるようになりました。
「新しい文章力の教室」の基本情報
「新しい文章力の教室」の基本情報はこちらです。
定価 | 1300円+税 |
ページ数 | 205ページ(77個のテクニック) |
著者 | 唐木 元さん |
初版発行日 | 2015年8月11日 |
ナタリーの教科書
「ナタリーって何?」と思っている方もいると思います。
「ナタリー」はコミック、音楽、映画などを取り扱うカルチャーニュースサイトです。
「新しい文章力の教室」の著者である唐木元さんは、コミックナタリーの初代編集長を務めていました。
本書は編集長として若手ライターを教育してきた唐木さんの集大成なんです。
ナタリーの社員採用基準は少し変わっていて、ライターとしての経験は重要視しないらしいです。
代わりに見るのは、記事に懸ける思いとのこと。
未経験者が多い理由は、「書くことはあとからでも教えられるが、好きになることは教えられない」という、われわれの採用ポリシーにあります。
「新しい文章力の教室」3Pより引用
ナタリーには未経験者を採用し、ライターへと育成してきた歴史があります。
「新しい文章力の教室」にはそのエッセンスが凝縮されているんです。
良書として紹介されるのも頷けますよね。
書評:新しい文章力の教室
文章を書く人はみんな読むべき!
- ブロガー
- Webライター
- 小論文を練習している学生
文章に携わる人には1冊オススメするとすれば、
間違いなく「新しい文章力の教室」を選びます。
また普段文章を書かない人も、文章知識を勉強しておくと、日本人として役に立つ場面がくると思います。
年賀状やお手紙を書くこともありますし。
あなたもぜひ「新しい文章力の教室」を読んで、読まれる文章を書いてくださいね。