- 「コミュ力」とは何なのか?
- コミュ力がない人の勘違い
- コミュ力を改善する方法

あなたにはコミュ力がありますか?
以前の私は「コミュ力がない……」と悩んでいました。
新しく友達を作ろうにもうまく話が出来ない。
大学のサークルに入ってもノリについていけない。
友達が少なく、ひっそりと授業を受ける生徒でした。
しかし今では何の悩みもなく、楽しく毎日を過ごしています。
この変化は私が抱いていたある勘違いに気付いたことがきっかけでした。
今回はコミュ力がない人が陥っている会話の勘違いを解説します。
目次
コミュ力がない人の勘違い3つ
コミュ力がない人が抱いている勘違いは次の3つです。
- 面白い話をしないとダメ
- 沈黙があったらダメ
- 相手の気持ちがわからないとダメ
①面白い話をしないとダメ
1つ目の勘違いは「面白い話をしないとダメ」です。
面白い話をしないといけないなんてことはありません。
そりゃ面白い話は良いことですよ?
場が和みますからね。
しかし場を盛り上げる役目は会話に慣れている上級者の仕事。
「コミュ力がない」と悩んでいるあなたが無理をしてまで挑戦する必要はありません。
楽しい会話というのは案外、話の内容に依らないものなんです。
好きな人と話ができたら、それだけで楽しいですよね?
会話を通してお互いの性格や生い立ちを感じ取る。
しぐさを見て相手のことを知っていく。
会話の楽しさってそういうところにあるんですよ。
なので「滑らない話でもして笑わせないと」なんて考えは捨ててしまいましょう。

②沈黙があったらダメ
2つ目の勘違いは「会話中に沈黙があったらダメ」です。
「沈黙を回避しなきゃ……!」って慌てて話を繋げようとしてませんか?
コミュ力がない人は話すのが苦手です。
そんな人が慌てて喋ってもうまく言葉が出てこなくて、気まずい雰囲気になるだけです。
元野球選手のイチローさんや、戦場カメラマンの渡部陽一さんを見てください。
彼らは慌てることなく、じっくりと自分の言葉を紡いで喋っています。
会話においてはテンポも大事です。
しかしそれ以上に、深く考えた本心からの言葉が大事なんです。
その場の空気に流されて中途半端な言葉を発するのはやめましょう。

③相手の気持ちがわからないとダメ
3つ目の勘違いは「相手の気持ちを読み取れないとダメ」です。
「相手のことを考えて話をしましょう」なんてアドバイスはよく見かけますよね。
ですがこのアドバイスは「コミュ力がない」と悩んでいる人に向けたものではありません。
ある程度会話慣れしている中級者向けの助言です。
「うまく会話ができない」とか「何を話したらいいのかわからない」といった初心者の悩みを抱えている人が、相手の気持ちを読み取ろうとしても、会話に集中できなくなるだけです。
- 会話に集中する
- 相手の気持ちを読み取る
会話になれるまではどちらかに専念する方が賢明です。
それに相手の気持ちを読み取る能力には個人差があります。
男性よりも女性のほうが適正があるともいわれますね。
なので初めから相手の気持ちがわからなくても落ち込むことはありません。
少しずつ練習していけばOKです。

そもそも「コミュ力」って何?
そもそも「コミュ力」って何なのでしょうか?
コミュニケーション能力は、「他者と意思疎通を上手に図る能力」を意味する。
コミュニケーション能力とは-Weblio辞書より引用
単純ですね。
意思疎通の力です。
しかし世間的に言われている「コミュ力」は、「大勢の友達と仲良く笑い、その場を盛り上げる力」のように感じてしまいます。
もしあなたの目指しているコミュ力がこのようなものならば、一旦方針を変えましょう。
初心者にはハードルが高すぎます。
あなたが目指すべきは「円滑な意思疎通」です。
相手の話を聞き、自分の思いを話す。
基本はこれだけでOKです。

コミュ力を改善する方法
てなわけでここからはコミュ力を改善する方法を解説しますね。
その方法は3つあります。
- 聞き手に徹する
- 自分のペースで話す
- 質問する
①聞き手に徹する
1つ目の方法は聞き手に徹することです。
「コミュ力がない」と感じてしまう人の大半は「話すこと」に原因を抱えています。
- 話の内容がすぐに思いつかない
- 思いついても言葉にならない
- 声を出そうとしてもつまってしまう
などが挙げられますね。
私もすべて当てはまります。
シャキシャキと話せない私たちがするべきことは、聞き手に回ること。
相手の話を聞いて「そうだね」と相槌を打つ程度なら大丈夫ですよね。
話すのが苦手な人は、その分、人の話をじっくり聞く力に長けています。
人はそれぞれ得意分野があるもの。
それはコミュニケーションにおいても同じです。
自分の得意分野で勝負するのがオススメですよ。

②自分のペースで話す
2つ目の方法は自分のペースで言葉をまとめ、話すことです。
沈黙が怖いとついつい勢いよく喋ろうとしてしまうもの。
しかしそれは悪手です。
コミュ力がない人はまず、ゆっくり自分の言葉を紡いでから話すようにしましょう。
多少の沈黙が生じても大丈夫です。
オススメなのは「私は話すのがゆっくりなんだ」と相手に伝えておくこと。
事前に伝えておけば、あなたが突然沈黙してしまっても、驚かれずに済みます。
また自分のペースで話すといっても、マシンガントークのように、自分が話したいことを一方的にぶつけるのはやめましょう。
相手が話してくれたことに対してあなたの意見を合わせれば、十分なコミュニケーションになりますよ。

③質問する
3つ目の方法は相手の話している内容に対して質問をすることです。
あなたが気になったことを質問しましょう。
興味が湧いた点があれば「もっと詳しく教えて」、
言っていることがわからなかったら「それってこういうこと?」、
という要領で行えばOKです。
質問を通して、相手の話のポイントをまとめてあげる。
あなたと相手の2人で会話を作るイメージです。
あなたならよくわかると思いますが、話す側は内容の整理と発話を同時に行うため、結構な重労働なんですよね。
聞く側が適度に質問を挟むことで、話が整い、話し手の負担を減らすことができます。
コミュ力がなくても「あなたと話すのは楽しい」と言ってもらえるかもしれません。

まとめ:コミュ力がない人の勘違い
- 面白い話をしないとダメ
- 沈黙があったらダメ
- 相手の気持ちがわからないとダメ
人と話すのって難しいですよね。
何を話したらいいかわからないし、
「相手の目をみて話す」「笑顔を絶やさない」といったことも要求されますしね。
けど楽しく話す分には細かい部分は気にしなくて大丈夫です。
重要なのは素直にあなたらしさを出すこと。
変に取り繕う必要はありません。
あなたのコミュ力が高まることを祈っていますね。