- 長時間勉強の罠
- 長時間勉強のやり方
- 長時間勉強のコツ

テスト期間や受験生の勉強って時間がいくらあっても足りないですよね。
それなのに「やる気が出ない…」「集中力が続かない…」といった理由で、なかなか勉強できなかったりします。
今回の記事は「もし長時間に渡って勉強できるようになったらいいのになぁ」と思っている人に向けたものです。
長時間勉強のやり方とコツを解説するので、ぜひ試してみてくださいね。
目次
長時間の勉強は効率が悪い?
この記事では長時間勉強のやり方を解説します。
しかしその前に知っておくべき事実があるんですよね。
それは、長時間の勉強は効率が悪いことです。
勉強の定着には時間が必要
そもそも論として勉強には時間が必要です。
ここでいう時間とは「たくさん勉強する」という意味ではなくて、「長い期間が必要」の意味になります。
人間の脳に記憶が定着するのは、脳が
脳「この情報は重要だな!」
という判断を下したときです。
そして脳にこの判断を下してもらうためには、
長い期間に渡って同じ情報を仕入れ、
脳「あれ?この情報この前も見たぞ…」
脳「また見たってことは大事な情報なのか……?」
と重要だとアピールしてやる必要があります。
ポイントは同じ日に何度も記憶するのではなく、時間を空けること。
1時的な情報としてではなく、長期に渡って使える情報として記憶しなければならないんです。
なので1日にたくさん勉強するのは、記憶の観点からだと、効率が悪いと言わざるを得ません。

長時間やると脳が疲れる
また長時間の勉強は脳が疲れます。
走ったら体が疲れるのと同じように、
頭を使い続けたら脳も疲れるんです。
1日の終わりって、頭が重くて考えがまとまりませんよね?
それは脳が疲れている証拠です。

長時間勉強は土日のマラソン大会
とはいえ長時間取り組めるようになれば勉強が格段に進みますし、なにより「こんなに勉強したよ!」という自信が生まれます。
なので私も適度な長時間勉強には賛成です。
オススメの考え方があります。
それは、長時間勉強を「土日にある地域のマラソン大会」と思うことです。
毎日やるんじゃなくて、たまにやる。
トレーニングしてから本番にチャレンジする。
長時間勉強は日頃の勉強に対するイベントとして取り組むのがベストです。

長時間勉強のやり方
ここからは具体的に、長時間勉強のやり方を解説していきますね。
- 前半は問題演習を中心に
- 休憩をしっかりとる
- 後半はカンタンなことをやる
①前半は問題演習を中心に
まず勉強の前半は問題演習を中心に取り組みましょう。
1番頭が冴えているのは勉強の前半。
頭を使う必要のある問題演習は、このタイミングでやってしまうのがベストです。
よくやってしまいがちなのが、
- 午前中に暗記
- 午後で確認テスト
というものです。
午前中に暗記したものをその日の午後に確認したところで、脳のメカニズム的にはあまり効果がありません。
正しいやり方はこうです。
- 前日の夜に暗記
- 当日の朝に確認テスト
午前のクリエイティブな時間を活用して問題を解くようにしてくださいね。

②休憩をしっかりとる
勉強と勉強の間では十分な休憩をとりましょう。
人間の集中力は長くもっても2時間程度。
通常はもっと短いです。
5分くらいでいいので、こまめに休憩を挟んでください。
疲れた状態で勉強を続けても効果はありませんからね。
お昼休憩では昼寝をすることをオススメします。
15分も目を瞑っておけば目の疲れが取れ、午後の勉強の効率が段違いなんです。
「勉強しなきゃ!」と焦る気持ちも分かりますが、それでは効率が悪くなる一方です。
急がば回れの精神で休憩をとるようにしてくださいね。

③後半はカンタンなことをやる
勉強の後半戦は作業のようにカンタンなことをやりましょう。
たとえば、
- 書き写し
- 暗記
- 読書
です。
特にオススメなのが、午前解いた問題の解き直し。
午前に1度解いた問題なので疲れた頭でもできますし、再チャレンジで解けると成長を感じられて嬉しいんですよね。
前半がんばった分、後半では疲れた頭を労って、クールダウン用の勉強をしましょう。

長時間勉強のコツ
長時間勉強を実現するためには難しいコツはいりません。
長時間勉強のコツは、友達と一緒にチャレンジすることです。
友達と一緒にチャレンジ
勉強における「やる気がでない」「集中できない」といった問題の原因は、勉強以外の選択肢が存在していることです。
たとえば、
- 部屋にあるマンガ
- ファッション誌
- 流行りのゲーム
- SNS
が挙げられます。
これらの誘惑を勉強環境から排除するためには、友達と一緒にルールを決めて取り組むのがベストです。
「スマホを触ったらジュースおごり」みたいな罰ゲームを決めても面白いかもしれませんね。
1人だと実践できないことでも、監視が付いていたらどうでしょうか?
我慢できそうですよね。
勉強熱心な友達を誘って、長時間勉強を楽しんでみてください。

まとめ:長時間勉強のやり方とコツ
- 前半は問題演習を中心に
- 休憩をしっかりとる
- 後半はカンタンなことをやる
長時間勉強の難関は、頭の疲れです。
頭が疲れていないときの勉強。
疲れているときの勉強。
そして間にしっかり休憩をとることが最善です。
あなたも長時間の勉強に挑戦して、周りと差をつけてくださいね。