- 勉強目標の立て方
- 勉強目標のよくあるミス
- 勉強目標を設定するときのコツ

あなたは勉強するときに、目標を立てたことがありますか?
「全然立てたことない」人から、
「先生にいわれて立てたことがある」人までいるでしょう。
目標は勉強におけるコンパスです。
目標のない勉強では「何をすればいいのか?」「この勉強でいいのか?」がわからず、遭難することになります。
今回は勉強目標の立て方とよくあるミスを解説しますね。

目次
勉強目標の立て方3つのStep
勉強目標の立て方には3つのStepが存在します。
このStepのどれかをおろそかにすると、勉強目標の効果が半減してしまいます。
逆にこの3つのStepを守って目標を立てれば結果が出るので安心してくださいね。
そのStepはこちらです。
- 勉強する目的や意義を明らかにする
- 長期目標を設定する
- 短期目標を設定する
①勉強する目的や意義を明らかに
1つ目のStepは、「あなたは何のために勉強するのか?」という目的や意義を明らかにすることです。
「医者になって多くの人を救う!」
「立派な先生になる!」
といったものから、
「大学に入って彼女を作る」
「まだ働きたくないから進学する」
というゆるい目的まで、なんでもOKです。
重要なのは、あなたが勉強する理由を自覚しておくこと。
それだけで勉強のモチベーションが全然違いますし、これから立てる目標の達成度も大きく変わります。
今1度あなたが勉強する理由をサクッと考え直してみて、ノートの表紙裏にでもメモしておきましょう。

②長期目標を設定
2つ目のStepは長期の目標を設定することです。
長期の目標とは「定期テストで○○点をとる」や「志望校に合格する」といった、数週間から年単位の最終目標のこと。
長期目標はStep1で明らかにした勉強の目的に沿っていることで、あなたが今1番達成したいことを書けばOKです。
長期目標はあなたにとって達成が難しいものであって構いません。
「1年後にノーベル平和賞を受賞する!」みたいなあまりにも突飛なものはダメですけどね。

③短期目標を設定
3つ目のStepは短期の目標を設定することです。
短期目標は「今日は参考書を○ページ進める」のような具体的な目標になります。
目安は1~3日の目標、長くても1週間くらいですね。
短期目標はStep2で決めた長期目標を達成するのに必要な勉強を逆算して決めます。
長期目標をドンドン細切れにしていくイメージです。
ただし短期目標には、長期目標や勉強目的とは異なる点があります。
それは定期的に改良することです。
たとえば「今日は参考書を4ページ分理解する」という短期目標を立てていたとしましょう。
実際に勉強をしてみると内容が難しくて、4ページのつもりが2ページしか進まないこともありますよね。
その2ページ遅れたペースのまま勉強を進めたら長期目標にズレが生じてしまいます。
短期目標は想定通りに進むとは限りません。
むしろ必ずズレるものだと思っていいです。
「今日は進みが悪かったから、明日は多めに時間をとろう」とか、
「予定より進みがいいから、もう1回復習しとこう」といった、
細かな修正こそが短期目標の重要なポイントです。

勉強目標のよくあるミス
勉強目標を立てるときに、よくあるミスがあります。
それはこちらです。
×ミス……“時間”を目標にする
○正解……“成果”を目標にする
ミス:”時間”を目標にする
勉強目標でよくあるミスは、「今日は3時間勉強する」のような”時間”で目標を設定することです。
「えっ、これの何がダメなの?」と思う人もいるかもしれませんね。
時間で目標を立てる人はあまりにも多いです。
場合によっては、学校で時間を記入させることあります。
時間で決めた勉強目標は、「知識が定着したか」や「問題を理解できたか」といったこととは、まるで関係がありません。
極端な話、椅子に座っているだけでも時間は経過するので、それで目標を達成出来ちゃいます。
せっかく目標を立てても全然定着しないので、すべてが台無しになることもあるんですよね。

正解:”成果”を目標にする
目標は”時間”ではなく、“成果”で決めるようにしましょう。
「問題を○問理解する」「テストで□□点とる」のように数字を入れた目標だと成果がわかりやすいですよね。
勉強において大事なのは理解したかどうかです。
とくに学校や受験の勉強だと、問題が解けるかどうかが重要視されます。
勉強目標を立てるときは必ず「どれだけ理解できたか?」を重視してください。

まとめ:勉強目標の立て方講座
- 勉強する目的や意義を明らかにする
- 長期目標を設定する
- 短期目標を設定する
学校の勉強や受験勉強は途方もなく、何のために勉強しているのかがわからなくなったり、何の勉強をすればいいのか迷ったりしますよね。
しかし目標を立てれば、あなたを正しく導いてくれます。
あなたもしっかりと勉強目標を立てて、「この調子で大丈夫」という確信のある勉強をしてくださいね。