- 散歩とは何か
- 散歩が気分転換になる理由
- 散歩の楽しみ方

「今日は気分が悪いな……。」
「最近、元気がないな……。」
風邪でもないのに、心身ともに元気がないときってありますよね。
「どうにかしたい」とは思いつつも、良い気分転換の方法がない……。
そんなあなたの悩みを解決してくれるのが散歩です。
今回は気分転換になる「散歩の楽しみ方」を解説します!

目次
散歩とウォーキングの違い
はじめに散歩とウォーキングの違いを話します。
「えっ、散歩とウォーキングって違うの?」と思う方も多いでしょう。
散歩とウォーキングではメインの活動が異なります。
散歩は字のごとく、散策を目的としています。
風や風景を楽しんだり、
時々立ち止まってスケッチをしてみたり。
それが散歩と呼ばれるものです。
一方でウォーキングは、運動を目的としています。
いわゆる有酸素運動ですね。
体を動かすのが目的なので、立ち止まって風景を楽しむことはあまりしません。
コースも毎日同じなことが多いです。
- 散歩 → 「散策」するために歩く
- ウォーキング → 「運動」するために歩く
ウォーキングは運動によって身体の健康を支えますが、
散歩は道中を楽しむことで、心の健康を支えるんです。

散歩が気分転換になる理由
散歩が気分転換になるのには、科学的な理由があります。
それは次の2つです。
- 血行促進
- セロトニンの分泌
①血行促進
最初の理由は血行促進の効果があるからです。
人が悩み落ち込むのは、大抵、脳の働きが鈍っているときです。
「悩みが頭から離れない……。」という経験はないですか?
あれは脳の働きが鈍っていた証拠です。
歩くと足に溜まった血液が循環し、血行が促進されます。
そして脳にも十分な血液が回るようになり、思考能力が向上するんですね。
なので散歩をすると、悩みやストレスが解消されて気分転換になるんです。

②セロトニンの分泌
もう1つの理由はセロトニンが分泌されるからです。
セロトニンは心を落ち着かせる物質で、別名「幸せホルモン」と呼ばれています。
セロトニンが分泌されるのは
- 太陽光を浴びたとき
- リズム運動を行ったとき(歩きを含む)
- スキンシップや会話
です。
散歩は2つの条件を満たしています。
家族や友達と一緒に散歩すれば、さらに3つ目の条件もクリアです。
ウォーキングは運動を重視しているので「話しながらのウォーキング」は難しいですが、散歩ならどうでしょうか?
楽しくおしゃべりしながらでもできそうですよね。

気分転換になる散歩の楽しみ方
散歩が体に良いことがわかったところで、本題に入ります。
気分転換になる散歩の楽しみ方はこちら!
- 自然を楽しむ
- 歴史を楽しむ
- 日常の中の非日常を楽しむ
①自然を楽しむ
1つ目の楽しみ方は空や風景などの自然を楽しむことです。
散歩中は風を浴びたり、道端の草木が視界に入ります。
「今日は風が気持ちいいな」だとか、
「空が青いな」だとか、
ゆっくりと自然を堪能できます。
普段は忙しくて自然を感じることができませんよね。
しかし散歩中は五感を使って自然を楽しむチャンスです。
毎日見て感じているはずなのに、それを全然実感していないのが自然なんです。
散歩という名目で、身近な川の景色を楽しんだり、季節の花が咲いている公園を満喫したりしましょう!

②歴史を楽しむ
2つ目の楽しみ方は地域の建物などで歴史を楽しむことです。
たとえば、地元の神社や学校などが挙がります。
年季の入った民家なども挙げられますね。
特に自分の故郷を散歩すると、思い出とともに郷愁感に浸れるんですよね。
昔の人が紡いできた想いや、自分が今存在していることを考えるのは、自分を見つめ直すきっかけになります。
あまり考える機会のないことなので、散歩中に楽しむのがオススメです!

③日常の中の非日常を楽しむ
3つ目の楽しみ方は日常の中に潜んでいる非日常を楽しむことです。
たとえば日常的に視界には入る道でも、通ったことがなければ非日常を感じれます。
日常で通る道であっても、普段はみない景色を堪能したり、逆から通ったりすれば、非日常です。
長年住んでいても、何気なく体験し損ねていることは意外とたくさんあります。
自由奔放だった子供の頃を思い出して、興味の赴くままに歩みを進めてください。
きっと新しい発見がありますよ。

散歩で気分転換するときに注意すること
散歩で気分転換をするときは注意するべきことがあります。
それは、疲れないようにすることです。
「散歩に夢中で歩き過ぎた……。」
となると、せっかくの気分転換も水の泡。
歩き過ぎで疲れないように、
- 時間を計る
- お気に入りの場所で休憩する
などの対策をとりましょう。

まとめ:散歩で気分転換
- 自然を楽しむ
- 歴史を楽しむ
- 日常の中の非日常を楽しむ
散歩はいつでもどこでもできるのが魅力ですよね。
家の周りを散歩するのもいいですし、
出張や旅行で遠出したときの散歩もいいです。
散歩に決まったルールはありません。
自由にあなただけの散歩を見つけて、気分転換を楽しんでください!