- やる気が持続しない理由
- 「どんなやる気でも波がある」こと
- やる気の波をコントロールする方法

「今日から毎日ジョギングをするぞ!」と意気込んでも、三日後にはジョギングのことなんか忘れている。
こんな経験はありませんか?
世間では「やる気を持続させる方法」が出回っていますが、その中には妥当でない情報も含まれています。
なぜそんなことがわかるのかというと、基本的にやる気は持続できないからです。
しかし「やる気の上がり下がり」を理解して、対策すれば、努力を継続することは可能なんです。
今回はやる気の波をコントロールする方法について解説します。
目次
やる気を持続させる方法はない?
人間の脳機能でやる気は持続しないようになっています。
やる気は持続しないようになっている
やる気は主に2つの脳内物質によってコントロールされています。
ドーパミン | 喜びや快楽、意欲をもたらす。過剰に分泌されると依存症を引き起こす。 |
ノルアドレナリン | 緊張や集中をもたらす。過剰に分泌されるとヒステリーやパニックを引き起こす。 |
「ドーパミン」と「ノルアドレナリン」が分泌されるとやる気が発生しますが、どちらも、過剰分泌によるリスクが存在していますよね。
そのため脳内では、「セロトニン」と呼ばれる物質によって、「ドーパミン」と「ノルアドレナリン」が分泌され続けないように調節されています。
やる気が持続してしまうと「依存症」や「うつ病」といった問題が発生してしまうんです。
やる気には波がある
やる気は脳内物質によって制御されているので、当然、波があります。
特にジョギングやダイエットなど、新しく何かを始めるときはやる気が出やすいです。
ダイエットに成功した自分を思い浮かべると「よし、いっちょがんばろう!」って気分になります。
私もかっこいい体に憧れて筋トレを始めたことがありますが、なぜか最初はやる気が起きるんですよね。
筋トレ用のウェアやグッズを揃えるんです。
そして1週間ほど経つと、それらの道具は用済みになります。

しかし長続きしないのは、決意が弱いからではないんです。
そもそもやる気はそういうもので、「やる気には波があるんだな」と理解しなければなりません。
好きなことですら面倒になる
好きなことは割と継続できるものですが、それでもいつかは飽きがきますよね。
私はこのブログを毎日更新しています(2019年4月16日で91日目)。
これだけ継続できているのは、私が「文章を書くこと」や「ブログを通してアウトプット」することが好きなのが大きな理由でしょう。
しかしいくら好きといっても「ブログ書くのめっちゃだるい!」って日が何回もありました。笑
このときは本当にしんどかったです。
あなたにも似た経験があると思います。
「部活動の練習がいつも同じ内容で飽きた」とか、
「恋人への熱が冷めてしまった」とか。
好きなことですら長続きしません。
どうにかやる気を出して頑張りたいことがあるのなら、やる気を持続させようとするんじゃなくて、やる気の波をコントロールすることに力を注ぎましょう!
やる気の波をコントロールする方法
ここからは「それじゃどうやってやる気の波をコントロールすればいいの?」という質問に答えていきます!
やる気の波をコントロールする方法は色々ありますが、オススメなのは以下の2つです。
- 目先の成果を用意する
- やる気が出る仕組みを作る
方法①:目先の成果を用意する
1つ目の方法は目先の成果を用意して、行動に伴って達成感を得られるようにすることです。
私はブログの毎日更新をツイッターのプロフィールでカウントしています。

またブログの記事案を考えるときに専用シートを作成しているのですが、そのシートをファイルにまとめていくことで、物質的な成果を実感できるようにしています。

成果を何種類も用意する必要はありませんが、少なくとも物質的な成果は用意した方がいいです。
というのも非物質的な成果より、実際に手で触れて実感できる物質的な成果のほうがやる気を引き出しやすいからです。
たとえば「万歩計で運動量を測る」だったり「作成した資料を印刷して保管する」だったり、成果は手に取れるようにしておきましょう。
方法②:やる気が出る仕組みを作る
2つ目の方法は自然とやる気が出る仕組みを構築することです。
私の場合はツイッターで「ブログを毎日更新します!」と宣言しているので、やる気の有無に関わらず更新せざるを得ません。
ほかには、乱暴ですがダイエットをする際に車を手放してしまえば、自転車で通勤する必要がでてくるでしょう。
その活動を生活の1部としてしまうことで、自分のやる気の有無には関係なく、活動を持続させることができます。
まとめ:やる気のコントロール方法
- 目先の成果を用意する
- やる気が出る仕組みを作る
やる気を持続させることはできませんが、やる気を理解すればある程度コントロールすることができます。
あなたもやる気をコントロールして努力を持続してくださいね!