この「まっちの勉強ノート」は、
まっち が勉強して実践した内容を

初心者が文章を書くと
「なんかしらんけどさっぱりせーへん。。。」
ってなりますよね。。。
その問題を解決するために必要なのは「文章を削る」こと!
今回は「新しい文章力の教室」第3章から、「文章を削る10のポイント」についてまとめます。
目次
余計な単語を削る
文章の論旨を読者に伝えるためには、余計な単語を削ることが必要です。
「新しい文章力の教室」では文章を明快にするために、次の5つの単語を削るべきだと述べられています。
- 接続詞を削る
- 重複を削る
- 「という」を削る
- 代名詞を削る
- 修飾語を削る
①接続詞を削る
1つ目は「そして」や「しかも」などの接続詞です。
「新しい文章力の教室」によると「接続詞は文と文を滑らかに繋げる役割を担っていますが、文章の流れが整っていれば必要ない」とのこと。
実際に具体例をみてみましょう!
こちらの記事内の文章を例にしますね。
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略語で、検索エンジンに合わせてサイトを調整することを指します。
そしてサイトのアクセス数を伸ばすためにはこのSEOが重要なんです。
SEOとは「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略語で、検索エンジンに合わせてサイトを調整することを指します。
サイトのアクセス数を伸ばすためにはこのSEOが重要なんです。
たしかに意味が通る!
順接の「そして」を省きましたが、文章の意味がわかりますね!
心なしかスマートになった感じもあります。
基本的に「接続詞を使いたい!」場面では、「接続詞を使わずに文章の流れを調節する」ことを優先して、それでも文章の意味が通じないときだけ接続詞を使うようにしましょう!
②重複を削る
2つ目は重複です。
「重複を削る」に関しては第2回でも話しました。
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この「新しい文章力の教室」の著者である 唐木元さん は、あの有名なニュースサイト「ナタリー」で編集長をされています。この著書は、編集長として新人ライターを教育してきた唐木元さんのトレーニングノウハウが詰まっています。そのため「新しい文章力の教室」は、私のようなライティング初心者にはうってつけの内容になっています。
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この「新しい文章力の教室」の著者である 唐木元さん は、あの有名なニュースサイト「ナタリー」で編集長をされています。この著書は、編集長として新人ライターを教育してきた唐木元さんのトレーニングノウハウが詰まった本です。そのため「新しい文章力の教室」は、私のようなライティング初心者にはうってつけなんですよね。
こちらの例は文末表現に焦点を当てていますが、重複は文章の様々な部分で発生するので要注意です。
Web上の文章では「読み飛ばし」に対応するために、指示語使わずにあえて主語を重複させるときもあります。ユーザーが読みやすい文章を選択しましょう!
③「という」を削る
3つ目は内容説明の意味をもつ「という」です。
この「という」は初心者が多用してしまいがちですよね。

例を見てみましょう!
- この「という」という言葉は初心者が多用してしまいがちですよね。
- この「という」は初心者が多用してしまいがちですよね。
たしかに意味が通る!
「という」は削ることを意識してないとついつい使ってしまうので要注意です!
④代名詞を削る
4つ目は代名詞です。
品詞の一。名詞とともに体言の一類。人・事物・方向・位置などを、そのものの名称を用いずに、直接に指し示すのに用いる語。「私・あなた・彼」(人代名詞)、「これ・そちら・あそこ」(指示代名詞)の類。国文法では、名詞に含ませる説もある。
代名詞(だいめいし)とは – コトバンク

「代名詞」がなんなのかわからないので、例文をみてみましょう。
- まっちは新進気鋭の初心者ブロガー。まっちのツイッターアカウントは @matched_ch だ。
- まっちは新進気鋭の初心者ブロガー。ツイッターアカウントは @matched_ch だ。

多くの場合で「代名詞」も省略できるので、しっかり削っていきましょう!
⑤修飾語を削る
5つ目は福祉や形容詞などの「修飾語」です。
例で説明しますね。
- ユーザーが1番読みやすい文章を選択することがとても重要です!
- ユーザーが読みやすい文章を選択することが重要です!
この例では「1番」と「とても」を削りました。
どちらも意味をなしていないことがわかりますよね。
ほかには「かなり」や「大して」なども省略できることが多いです。
修飾語は文章を彩る要素ですが、余計な言葉になりやすいので積極的に削りましょう!
冗長表現を削る
文章の論旨を曖昧にするのは単語だけではありません。
次の5つの表現も削りましょう。
- 逆説以外の「が、」を削る
- 脱線した文章を削る
- 言い訳表現を削る
- メタ言及を削る
- 定型文・慣用句を削る
①逆説以外の「が、」を削る
1つ目は逆説以外の「が、」です。
- お手数ですが、再度ご連絡下さい
- 再度ご連絡ください
逆説以外の「が、」は文章をやわらかくしますが、なくても意味は通じます。
「仕事の電話」などでは必要になりますが、Webライティングにおいては冗長さを生みます。
思い切って削りましょう!
②脱線した文章を削る
2つ目は脱線した文章です。
「ちなみに」や「余談だが」と前置きをして本筋とは関係ない文章を続けると、読者に伝えたいことがブレてしまいますよね。
脱線してしまった文章は丸ごと削ってしまうのが吉です!
③言い訳表現を削る
3つ目は言い訳表現です。
「言い訳表現」とは、「個人的には」や「ひょっとしたら○○の人もいるかもしれませんが」などの断定を弱める表現のことです。

「言い訳表現」は読者に「この人の情報は信頼できなさそう」といった感想を抱かれる原因になります。
たしかな情報はきっぱりと言い切ってしまいましょう。
読者に向かって言い切れない情報は下調べが足りないということです。きっぱり断定できるように十分な情報収集を行いましょう!
④メタ言及を削る
4つ目は「メタ言及」です。
「メタ言及」とは、「周知のとおり」や「注目すべきは」のように、文中で文の読み方を誘導したり、補足説明する表現のことです。
- 周知のとおり
- 注目すべきは
- 繰り返しになるが
- これから話すことは
「メタ言及」はたまに使う分には問題ないですが、あまりにも多くなると読者が疲れを感じてしまいます。
「メタ言及」を使うのはここぞというときだけにして、残りは削りましょう!
⑤定型文・慣用句を削る
5つ目は定型文や慣用句です。
たとえばこちら。
- 赤子の手をひねるよう
- 大船に乗ったように
- 千里の道も一歩から
使い古された表現は文章を安っぽくしてしまいます。
あくまでも「わかりやすい文章」を目指してストレートな表現で伝えましょう!
文章を削る10のポイント:まとめ
- 接続詞を削る
- 重複を削る
- 「という」を削る
- 代名詞を削る
- 修飾語を削る
- 逆説以外の「が、」を削る
- 脱線した文章を削る
- 言い訳表現を削る
- メタ言及を削る
- 定型文・慣用句を削る
今回は「新しい文章力の教室」第3章から「文章を削る10のポイント」についてまとめました。
次回は同じく3章から「明快な文章を書く4つのポイント」についてまとめます。