この「まっちの勉強ノート」は、
まっち が勉強して実践した内容を

今回は、「新しい文章力の教室」第2章の内容である「文章のバリエーションを増やす方法」についてまとめていきます。
目次
文章のバリエーションに気を配る
文章を書くときは、文章のバリエーションに気を配る必要があります。
文章の重複を減らす
以下は「新しい文章力の教室」からの引用です。
ナタリーのゼミでは、同じ単語やフレーズがダブっていないかを確認する、「重複チェック」から始めるように指導しています。第一にもっとも発生率の高いエラーであること、第二には重複チェックをしていくことで、文法の誤りや言葉選びの甘さ、リズムの悪さ、さらには事実誤認や構造の難所といった別レイヤーの問題までもがあぶり出されてくるからです。
「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング / 唐木元 」57Pより引用
要約すると
- 重複はもっとも発生率の高いエラー
- 様々な問題があぶり出される
となります。
読みやすい文章を書くに当たって、重複を減らすことは必須です。
以下2つの文章を読んでみてください。
- ○重複あり○ → この文章力の教室の著者の唐木元さん
- ×重複なし× → この「文章力の教室」を書かれている唐木元さん
①の重複がある文章では、「の」が4つ登場しているので読みにくいですよね
しかし②の文章は、「著者」を「書かれている」と変更することで、「の」の重複を減らし読みやすい文章になっています。
このように、「重複チェック」を行うことは、わかりやすい文章を書くために必要なことなんです。
文末のバリエーションが文章力の秘訣
「重複チェック」においては文末の重複を解消することも重要です。
文末の重複を解消するためには、文末のバリエーションを増やす必要があります。
次の例を見てください。
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この「新しい文章力の教室」の著者である 唐木元さん は、あの有名なニュースサイト「ナタリー」で編集長をされています。この著書は、編集長として新人ライターを教育してきた唐木元さんのトレーニングノウハウが詰まっています。そのため「新しい文章力の教室」は、私のようなライティング初心者にはうってつけの内容になっています。
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この「新しい文章力の教室」の著者である 唐木元さん は、あの有名なニュースサイト「ナタリー」で編集長をされています。この著書は、編集長として新人ライターを教育してきた唐木元さんのトレーニングノウハウが詰まった本です。そのため「新しい文章力の教室」は、私のようなライティング初心者にはうってつけなんですよね。
↓以下の記事の冒頭から抜粋↓
①の文章では、「~います。」という文末が3回連続で登場していて、味気がありません。
それに対して②の文章では、文末の表現をそれぞれ異なるものに変えたことで、単調さを回避しています。
このように文末のバリエーションを増やすことも、読みやすい文章を書くのに必要なことなんです。
文章内の漢字とかなのバランスに注意する
文章のバリエーションは、言葉を変えるだけではありません。
漢字やひらがなといった文字も選択する必要があります。
漢字、ひらがな、カタカナの使い分け
次の3つの例文を見てください。
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これで「構造紙」は出来上がりました。然し、実際に「構造紙」を書いて居ると、箇条書きにした内容が多かったり主題との繋がりが薄かったりと言った事態に直面します。そう言った場合には話題の取捨選択を行う事が重要になってきます。
- これで「構造シート」はできあがりました。しかし、実際に「構造シート」を書いていると、箇条書きにした内容が多かったり、テーマとの繋がりが薄かったり、といった事態がよく起きてしまいます。そういったときには、話題の取捨選択を行うことが重要になってきます。
- これで「構造シート」はできあがりました。しかし、実際に「構造シート」を書いていると、リストアップした内容が多かったり、テーマとのシナジーが薄かったり、といった事態がよくおきてしまいます。そういったときには、話題のセレクションがだいじです。
なんとなく、上に行くにしたがって黒っぽい文章に、下に行くにしたがって白っぽい文章になっていることがわかるでしょうか?
黒っぽい文章は、「難しそうな文章だな」と敬遠されやすく、
白っぽい文章は、「稚拙な文章だな」と読まれません。
文章に対するイメージはそのまま内容のイメージに繋がるので、漢字とかなのバランスはとても重要なんです。
本来の意味から離れた漢字はかなに開く
「バランスが大事なのはわかったけど、
具体的にはどうすればいいの?」
と思いますよね。
バランスの良い文章を書く方法は「新しい文章力の教室」にいくつか書かれていますが、今回私がピックアップしたいのは、こちらです。
本来の意味から離れた漢字は
ひらがなで表記する。
「本来の意味から離れた漢字」の例をあげます。
- 「書いて居る」 → 「書いている」
- 「~と言った」 → 「~といった」
- 「~を行う事」 → 「~を行うこと」
これらの例はすべて先ほど挙げた文章例から取り出したものです。
「書いて居る」の「居る」は、本来の「そこに存在している」という意味から離れています。
また、「言った(say)」と「事(事柄)」に関しても本来の意味から離れていますよね。
他の例では「~して欲しい→~してほしい」などが挙げられます。
「漢字とひらがなのバランスを考えながら文章を書くのは難しい!」人は、とりあえず、「本来の意味から離れた漢字」をひらがなに直すことから始めましょう。
今回の学び
- 文末のバリエーションを増やす
- 漢字とひらがなのバランスを意識する
今回は「読みやすい文章」を書くために、「文章のバリエーションを増やすこと」について学びました。
次回は「文章を明快にするための削り方」についてまとめます。