- 初心者必読のSEO教本!
- 基本的な知識をたっぷり学べる!
- めっちゃごつい。

私は先日、「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」での学習を1通り終わらせることができました。
私が「沈黙のWebライティング」を読んだきっかけはTwitterのフォロワーさんに勧められたことです!
「『沈黙のWebライティング』は読んだほうがいいよ!」
という声をたくさん頂いたので、この本でWebライティングの学習することにしました。
「沈黙のWebライティング」の内容が気になる方は読んでみてくださいね。
今回の記事では熟読した結果をもとに「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」 の徹底書評をしていきます。
「沈黙のWebライティング」はどんな本?
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の書評をする前に、基本情報をまとめていきます。

沈黙のWebライティングの基本情報
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の基本情報をまとめました。
定価 | 2,000円 (税抜き) |
ページ数 | 631ページ (ごつい) |
著者 | 松尾 茂起 ( @seokyoto ) |
初版発行日 | 2016年11月11日 |
公式サイト | https://www.cpi.ad.jp/bourne-writing/ |
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の著者である松尾 茂起 ( @seokyoto )さんは、株式会社ウェブライダーを立ち上げ、SEOテンプレートである「賢威」を開発されています。
この「賢威」は、既にSEOライティングをしている方は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
こうしたSEOの実績をもつ松尾さんによって書かれたのが、「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」です。
ストーリー形式を採用!?
この「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」はストーリー形式を採用しています。
こんな感じです。


LINEの吹き出しに似ていますね。
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」がこのストーリー形式を採用しているのには理由があります。
ストーリーには記憶に定着しやすい効果があります。
ストーリー形式を採用することで、私の思考の「プロセス」が伝わればと思っています。
「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」3Pより引用
実際松尾さんの思惑通りで、ストーリーと一緒にSEOのポイントが頭に入ってくるので、SEO初心者だった私でもすんなり読了することができました。
「知らない用語ばかりだったらどうしよう。。。」と怯えていた私にとって、
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」を最初の教本に選んだのは大正解でした。
またストーリーパートのほかに特別講義パートがあります。

特別講義パートではSEOをがっつり学ぶことができます。
このストーリーパートと特別講義パートを繰り返しながら学習していくのが、
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の最大の特徴になります。
ストーリーパートはネットで読める
ちなみに、ストーリーパートは「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の公式サイトで無料公開されています。
(特別講義パートは書籍のみです。)
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の購読を検討されている方は、ぜひ公式サイトでの試し読みをオススメします。
「沈黙のWebライティング」徹底書評
ここから「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」の書評に入ります。
「沈黙のWebライティング」のメリット
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」のメリットは以下の3点が挙げられます。
- ストーリー形式で読みやすい、覚えやすい
- SEOを基本から学べる
- 内容がめちゃくちゃ豊富
前述した通り、ストーリーが専門知識の理解をカンタンなものにしてくれています。
そしてなんといっても「SEOの基本知識を網羅している」のは初心者にとっては嬉しい限りです!
(詳しい内容は後述します)


沈黙のWebライティングのデメリット
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」を実際に読んでみると気になる点もいくつかありました。
それは以下の3点です。
- ごついので持ち運びにくい
- ごついので勉強するとき開きにくい
- パッと見だと物足りなく思える
①と②は”ごつい”点についてのデメリットです。
この「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」は631ページもあるんです。
ほかの本と比べるとそのごつさがわかります。


このごつさのせいで、
- 持ち運びにくい
- 開きにくい
といったデメリットが存在しています。
正直このデメリットは諦めるしかないです。。。
また総ページ数の631に対して、特別講義パートのページ数は106です。
そのため、
「ほかの教本より内容が薄いんじゃない?」
と感じてしまいます。
しかしこの本を読んだ私は「内容が薄い」とは感じていません。
むしろ「内容が多くて実践するのが追いつかない」ほどです。
「SEOについてある程度の知識がある」人にとっては薄い内容かもしれませんが、初心者にとっては十分過ぎる内容が106ページの中に詰まっています。
こんな人は読むべき!
以下の条件のどれかに該当する人は「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」を読むべきです。
- 「SEO」について知りたいブログ初心者
- Webライティングを強化したい人
- メディア運営をする予定の人
オススメの読み方!
この本はストーリー形式を採用している関係で、
「最初にストーリーを全部読む」
「ストーリーは読まない」
のような色々な読み方が考えられます。
その中でも私がオススメしたい読み方は、
「ストーリーと特別講義をセットで読む」
です。
ストーリーと絡めながら特別講義を読んでいくことで、SEOの専門知識をスムーズに理解できるんですよね。

「ストーリーパート」と「特別講義パート」を
セットで読んでいく!
「沈黙のWebライティング」ではどんなことを学べるの?
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」では以下の内容を学べます。

「沈黙のWebライティング」第1章
第1章ではWebライティング初心者のために
「SEOとは何なのか?」から「SEOの重要性」や「SEOを成功させるために必要なこと」をわかりやすく解説しています。

「沈黙のWebライティング」第2章
第2章では「USP」の必要性について述べられています。
- 「Unique Selling Proposition」の略
- 他の競合にはない独自性のこと
第2章からはがっつり専門的な内容です。
ページ数は少ないですが内容が濃いので、十分過ぎる充実感を得られます。

「沈黙のWebライティング」第3章
第3章はライティングのお話です。
「わかりやすい文章ってどうやって書けばいいの?」という疑問を解消するために、人間が持っている「2つの思考」が登場します。
- 「システム1」……脳への負担を減らすために自動的に高速で動く思考。物事を直観的に理解しようとする思考。
- 「システム2」……複雑な計算など、注意力を要する作業が必要な際に、慎重かつゆっくりと動く思考。物事を論理的に理解しようとする思考。
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」241Pより引用)
この「システム1」と「システム2」の2つの側面から、読者の心に響く文章の作り方を解説しています!

「沈黙のWebライティング」第4章
第4章では「ターゲットユーザーが理解しやすい文章作成」を解説しています。
ユーザーに理解させるために大事なことから、文章作成に至るまでの思考プロセスまで学べるので安心です。
- そのコンテンツを届けたいターゲットは誰か?を考える
- そのターゲットとなるユーザーは、何のキーワードで、どんな意図をもって検索するか?を考える
- そして、その意図で検索するユーザーは、どんなコンテンツを求めているか?を考える
- そのコンテンツと、自分たちが作ろうとしているコンテンツにズレはないか?をあらためて考える
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」334Pより引用)

「沈黙のWebライティング」第5章
第5章では「なんとなくSEO」ではなく、マーケティング視点での記事作成の方法を学べます。
- ページの目的
- ターゲットユーザーの選定
- 上位表示を狙うキーワード
- 月間検索回数
- ベンチマーク先
- ベンチマーク先の強み
- ページ(記事)の仮タイトル
- 感情フレーズ
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」428Pより引用)
初心者目線だと「えっ、こんなことまでやるの!?」と感じます。
それくらい「沈黙のWebライティング」で学べることは本格的なんです。

「沈黙のWebライティング」第6章
(記事はありません)
第6章では
- インタビューの仕方
- 外注ライターの育成
を学ぶことができます。
ここまでくると中級者~上級者向けの内容ですよね。
「沈黙のWebライティング」の内容の濃さがわかって頂けるのではないでしょうか?

「沈黙のWebライティング」第7章
第7章では「ユーザーが記事をシェアする原理」について心理学的に解説しています。
- シェアしたコンテンツの評価を自分の評価へつなげたい
- シェアしたコンテンツを使って、自分の立場を表明したい
- シェアしたコンテンツをネタに、誰かとディスカッションがしたい
- 自分が関わりのある人のコンテンツをシェアすることで、「返報性の原理」の発動など、何らかの見返りを期待している
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」609Pより引用)
ユーザーの気持ちを徹底的に考えた上で、
- 興味を引くタイトル
- 1目で要点がわかるアイキャッチ画像
- ユーザーが共感する演出
を具体的に学ぶことができます。

まとめ
- 初心者必読のSEO教本!
- 基本的な知識をたっぷり学べる!
- めっちゃごつい。
「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」はSEO初心者が最初に読むべき良書です。
631ページもあるのにすぐ読めてしまうのがすごいところですよね。
あなたもぜひ「沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—」でSEOの基礎を学びましょう!