この「まっちの勉強ノート」は、
まっち が勉強して実践した内容を

今回は「沈黙のWebライティング」の第5章です。
第5章の構成は以下のようになっています。

この中でも特に上記のオレンジ色の部分、
について触れていきます。
目次
サイトページは7つのパターンに分かれる
7つのパターンって?
「沈黙のWebライティング」では、各ページの目的や役割として3つの要素を挙げています。
- CV:コンバージョン(成約)につながるページ
- 啓蒙:ユーザーに気付きを与え、知識を啓蒙するページ
- リンク獲得:外部からリンクを集めるページ
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」424Pより引用)
そしてこの要素に応じて、ページをA~Gの7パターンに分類した表がこちらです。
パターン | CV | 啓蒙 | リンク獲得 | 企画の難易度 | 上位表示のしやすさ |
---|---|---|---|---|---|
A | ○ | ○ | ○ | 9 | 10 |
B | ○ | ○ | 3 | 5 | |
C | ○ | ○ | 10 | 6 | |
D | ○ | 1 | 1 | ||
E | ○ | ○ | 5 | 8 | |
F | ○ | 2 | 5 | ||
G | ○ | 3 | 3 |
たとえば、上の表にあるパターンAは「CV×啓蒙×リンク獲得」の項目が満たされており、コンバージョン(成約)につながりつつ、ユーザーに気付きを与え、外部からのリンクを獲得するというページを指します。
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」424Pより引用)
ということみたいです。
それでは実際に、この表をもとに、当ブログの記事を分類してみますね。
パターンB(CV×啓蒙)の実例
パターンB(CV×啓蒙)の例としては、この記事が含まれる「まっちの勉強ノート」カテゴリーが該当するでしょうか。
教本として商品を紹介していますし、教本から学んだ内容をまとめているので啓蒙の側面もあると思います。
(見にくいですが以下はスクリーンショットです)

また、SNSなどで拡散されるような内容ではないので、リンク獲得は狙い辛いでしょう。
従って目的としては「CV×啓蒙」であるパターンBが該当しますね。
パターンE(啓蒙×リンク獲得)の実例
次はパターンE(啓蒙×リンク獲得)の例です。
こちらがパターンEに該当すると思われる記事です。
こちらの記事を投稿した際には、ツイッターでいつもより多くの反応を頂けました。
私をフォローしてくれている方々の中には、ブログを運営されている方が多いです。
そうした「ブロガーとしてがんばっている」方々が共感を示してくれました。
そういった意味で、この記事には「リンク獲得」の要素があると思われます。
また、「ブログを50記事分書くとこうなるよ」という経験を啓蒙しているので、「啓蒙×リンク獲得」であるパターンEが該当すると思われます。
記事のプランニングを進める8つの要素
今回挙げた2つのページ例は、どちらも「沈黙のWebライティング」で述べられているパターンを意識せずに書いた記事です。
ですので、残念ながら「CV、啓蒙、リンク獲得」の効果は薄いです。
従って、SEOに強い記事を書いていくためにも、今後は目的を持った記事作りをやっていく必要があります。
ここからは目的を持って記事を作成するためのポイントをまとめます。
8つの要素って?
「沈黙のWebライティング」では、記事のプランニングを進めるために必要な8つの要素を提唱しています。
こちらがその8つの要素です。
- ページの目的
- ターゲットユーザーの選定
- 上位表示を狙うキーワード
- 月間検索回数
- ベンチマーク先
- ベンチマーク先の強み
- ページ(記事)の仮タイトル
- 感情フレーズ
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」428Pより引用)
「ベンチマーク」はおおざっぱにいうと「目標の基準点」という意味です。ブログでいえば「検索上位に存在するライバル」などがベンチマークに当たります。
このうち⑦、⑧のタイトルについては次の項で深堀りしていきます。
「タイトル」を考える上で大切な3つの要素
SEOにおいてはタイトルは最も重要な要素です。
「どうしてSEOはタイトルが大事なの?」
この質問の答えは次の画像を見ればわかります。

この画像のように、検索結果に大きく表示されるのはサイトのタイトルだからです。
明らかに大事ですよね。
「沈黙のWebライティング」では、このタイトル設定について、3つの重要な要素があると述べています。
- ユーティリティ要素を意識する
- そのページから得られるベネフィット(恩恵)をハッキリ見せる
- 感情フレーズを頭に付ける
(「沈黙のWebライティング / 松尾 茂起」429Pより引用)
これらの要素を実例を用いて解説します。
実例はこちらです。
①の「ユーティリティ要素」は、簡単にいうと「機能性」です。
ユーザーに対して「このページが果たしている機能」を伝えることが「ユーティリティ要素」になります。
この例では、「ブログを続けるためのコツを知ることができる」ということがわかるタイトルになっています。
②の「ベネフィット(恩恵)」は、「そのページを読むメリット」のことです。
この例では、「サポートがある」「ブログを継続できるようになる」がメリットに当たります。
③の「感情フレーズ」は、SNSでシェアされたときに、ほかのユーザーから共感してもらうためのフレーズです。
この例では、「絶対にブログを継続させる!」が「感情フレーズ」に当たります。
それでは実際に、8つの要素に沿って記事のプランニングをしてみますね。
8つの要素に沿ったプランニング
1.ページの目的 | CV(フォロワー獲得)×啓蒙×リンク獲得 |
2.ターゲットユーザーの選定 | ・ブログを始めたはいいけど記事を書く気になれない人 ・Twitterで情報を集めている人 ・ブログを続けるための仲間や居場所が欲しい人 ・サポートを求めている初心者 |
3.上位表示を狙うキーワード | ブログ 継続 ブログ 継続 コツ |
4.月間検索回数 | 100~1000 0~10 |
5.ベンチマーク先 | manablog: 【60日経過】毎日ブログを続けるコツは『ゲスい目的』を持つことです |
6.ベンチマーク先の強み | ・毎日更新680日越えの実績 ・ブログの収益化に成功している ・Twitterのフォロワーも多い ・心理学に基づいた信頼性 ・「ブログは稼げるのか?」という不安を解消している ・誰にでもある欲望を話題に挙げていて共感しやすい ・余分な文章がなくわかりやすい |
7.仮タイトル | 【サポート付き】絶対にブログを継続させる!3日坊主のブログ初心者でもできる継続のコツ! |
8.感情フレーズ | 絶対にブログを継続させる! |
そしてこの記事はこちらになります。
今回の学び
ページを作るときは
「8つの要素」に沿って
プランニングをしよう!
今回はオウンドメディアを運営していくに当たって必要な「SEO思考」について学びました。
次回は第6章の「SEOに強いライターを育成する方法」を飛ばして、第7章の「バズにつながるコンテンツ作成のコツ」についてまとめます。