この「まっちの勉強ノート」は、
まっち が勉強して実践した内容を
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「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」です!
この「新しい文章力の教室」の著者である 唐木元さん は、あの有名なニュースサイト「ナタリー」で編集長をされています。
この著書は、編集長として新人ライターを教育してきた唐木元さんのトレーニングノウハウが詰まった本です。
そのため 「新しい文章力の教室」は 、私のようなライティング初心者にはうってつけなんですよね。
今回の記事では、この「新しい文章力の教室」の第1章の内容である「文章を整える『構造シート』の作り方」についてまとめていきます。
目次
良い文章は”完読される”文章
良い文章の定義
まずは「良い文章とはどんな文章なのか?」ということについて触れていきます。
結論からいうと、唐木元さんは良い文章の定義を
「完読される文章」
としています。
「完読される」とは最初から最後まで読んでもらえるということですね。
この「新しい文章力の教室」では、全体を通して、「完読されるための文章を書く方法」を学ぶことができます。
”完読される”のは難しい
そしてこの「完読される文章」を書くことはとても難しいです。
実際に、あなたが(ブログなどの)Web上の文章を読むときのことを思い出してみてください。
「誤字」「知らない言葉」「文字サイズ」
「行間」「わかりにくい文章」「デザイン」
様々な要素が気になって、文章を読み終える前にそのページを離脱してしまう、なんてことがよくあると思います。
- 誤字がある
- 知らない言葉
- わかりにくい
- リズムが悪い
- 信憑性に欠ける
- 文章の見た目
- サイトの見た目
- etc…
なんなら、文章を読むのが苦手な人は、読みやすい文章であっても途中止めしてしまいます。
このように、「完読される文章」を書くのはとても難しいんです。
この難しい内容を目標に設定した唐木元さんは、さすが有名サイトの編集長さんといったところですよね。
書くことを集める
ここからは実際に文章を書くための内容に入っていきます。
まずは文章を書くための内容集めに関してのお話です。
書きたいことを箇条書きにする
まずはテーマを決めて、そのテーマに沿った内容を思いつくまま箇条書きにして書き出していきましょう。
この段階では、話の整合性だとか、わかりやすい順序だとかは考えなくていいです。
また綺麗に書く必要もありません。
後から思いついたことがあればどんどん書き加えていきましょう。
とにかく最初は、話のネタになりそうなことを次々と発掘していくことが大事です。
「5W1H」で補完する
そしてある程度内容をリストアップできたら、次は足りない事実を揃える作業に入ります。
この段階では、「5W1H」に沿って事実を補完しましょう。
「5W1H」というと「沈黙のWebライティング」というライティング教本でも話に挙がりました。
論理的で「わかりやすい」文書を書くためには、読者の知識や理解力に合わせて、必要な情報を追加していく作業が重要となります。 (中略)
「知識と理解力の差」を埋めるために必要な情報は「5W3H」に詰まっています。
「『5W1H』じゃないの?」と思われる方も多いでしょうが、「沈黙のWebライティング」では「5W1H」に2つの「H」を追加した「5W3H」こそが論理的な文章に必要だと述べています。
そしてこちらがその「5W3H」をまとめた表です。
When | いつ? |
Where | どこで? |
Who | 誰が? |
Why | なぜ? |
What | 何を? |
How | どのように |
How many | どのくらい? |
How much | いくら? |
このように色々なライティング教本で述べられているので、「5W1H」を明らかにすることはとても大事みたいですね。
完読される文章を書くために、先ほどの箇条書きにしたメモをみて、「5W1H」ないしは「5W3H」を揃えるために補完をしていきましょう。
「構造シート」で整理する
いよいよ、ここから文章を作成する段階に入っていきます!
「構造シート」の書き方
文章を書くときには、いきなり原稿用紙やワードに書き始めるのはやめて、「文章の設計図」を作ってからにしましょう。
と、唐木元さんは注意しています。
そしてこの「文章の設計図」こそが唐木元さんが「構造シート」と呼んでいるものになります。
(「構造シート」は紙の上に書くものです。)
この「構造シート」をあらかじめ作成しておくことで、初心者でも道に迷うことなく、文章を書くことができるようになるわけです。
それでは実際に「構造シート」の書き方を見ていきましょう。
- 紙の上方に大きく線を引いて、テーマ(主題)を書く欄を作ります。この段階では空欄のままとします。
- 箇条書きで、書こうとする話題を列挙していきます。
- 並んだ話題を眺めながらこれから書く文章の主題を見定め、テーマ欄に書き込みます。
- どの話題から切り出していくべきか、主眼に準ずるよう吟味し、項目の左横に順番を数字で書き込んでいきます。
- 紙を替え、テーマ欄に主眼を書き込み、順番通りに並べ直します。もししっくり来なければ、また順番を吟味して書き込み、紙を替えてやり直します。
- アピールしたい優先度を、項目の右側に ABC の3ランクで格付けしていきます。
(「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング/唐木元」34pより引用)
と文字だけで説明されてもよくわからないと思うので、「構造シート」の完成例を見てみましょう。
まっちの「構造シート」作成例
以下が当記事の「構造シート」になります。
自分だけで見るために書き殴っているので、
字や配置の汚さには目を瞑って眺めてください。

汚くてよくわからないかも知れませんが、大体このようなものが出来上がります。
実は、この「構造シート」は唐木元さんの述べられているものより、手順を簡略化したものになっています。
こちらがその簡略化した手順です。
- 箇条書きで話題を列挙する
- テーマを書く(選定したキーワードも)
- 順序を決め、番号を振る
- アピールしたい優先順位を書く
本当は唐木元さんの完璧な手順で行ったほうが良いのですが、習慣化するために簡単にして取り組んでいます。
今後慣れてきたら、少しずつ、唐木元さんのいう通りに作成するつもりです。
それでは、簡略化したほうの手順で、「構造シート」の作り方をみていきましょう。
①箇条書きで話題を列挙する

①箇条書きで話題を列挙する
まずは紙の中心部分に書きたいことを箇条書きしていきましょう。
私は今回、「新しい文章力の教室」の第1章の中から、特に勉強になった部分をリストアップしています。
②テーマを書く(選定したキーワードも)
③順序を決め、番号を振る

③順序を決め、番号を振る
次に、箇条書きしたものを確認し、その中で主題にしたい部分を決めましょう。
この例でいくと「『構造シート』の書き方」が該当します。
その後は、箇条書きにした内容の書く順番を決めましょう。
この例では、元々順番が決まっているので上から①②③④⑤と並んでいますが、多くの場合では数字が入り乱れます。
④アピールしたい優先順位を書く

最後にアピールしたい優先順位を書きましょう。
テーマやテーマに近い内容はA、基本情報などにはB、話の導入やまとめにはC。
と、私は付けるようにしています。
このABCの基準はその文章を書く人の視点によって変わるので、あなたも自分で考えてみてください。
話題は取捨選択するべし
これで「構造シート」はできあがりました。
しかし、実際に「構造シート」を書いていると、箇条書きにした内容が多かったり、テーマとの繋がりが薄かったり、といった事態がよく起きてしまいます。
そういったときには、話題の取捨選択を行うことが重要になってきます。
「せっかくリストアップしたのに使わないのはもったいないな。。。」
という寂しい気持ちに襲われますが、そうもいってられません。
私たちが書くべき文章は「完読される文章」であって、「自己満足の文章」ではいけないのです。
そのために、話が逸れたり冗長になったりする可能性のある話題は思い切って捨ててしまいましょう。
今回の学び
文章を書くときは
「構造シート」を作成して
計画通りに執筆しよう!
今回は「完読される文章」を書くために、「『構造シート』の書き方」について学びました。
次回は「文章のバリエーション」についてまとめます。
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