- 大学受験で合格するための秘訣を知りたい
- 勉強のやる気を維持したい
- 合格までの道のりをイメージしたい

あなたは熱心に受験勉強をしていますか?
熱心に勉強することは、大学受験に合格するために必ずしも必要なわけではありません。
しかし、「そこそこのやる気を継続させることが出来るか出来ないか」は大きな分かれ道となってきます。
今回の記事では、大学受験に必要なやる気の出し方について解説・実践をしていきます。
目次
大学受験で合格するために必要なやる気とは?
大学受験は一朝一夕で成功するものではありません。
使う教科にも依りますが大学受験の試験範囲はとてつもなく広いので、普段の定期テストのように1週間前から対策していたのでは間に合いませんよね。
ですので、基本的に大学受験は「年単位」でプランを練って挑む必要があります。
しかし、「年単位で計画的な勉強を行うこと」には大きな難関が存在します。
それは、
「どうやってやる気を維持するのか」
ということです。
やる気には上がったり下がったりといった波が存在し、そのやる気の波は1年の間に大きく移り変わっていきます。
受験期間中にずっと高いやる気をキープする必要はありません。
しかし、ほかの受験生たちと差をつけるためには「一定のやる気を維持し続けること」は必要不可欠です。
そのため、大学受験においては何よりも
「長期間に渡って維持できるやる気」
こそが求められるんです。
長期間に渡って維持できること
やる気に関する心理実験
私が今回解説する「長期間に渡って維持できるやる気」に関する心理実験があるので見ていきましょう。
デイヴィッド・イェーガーの実験
高校生に2つの質問をします。
質問1:「どうしたら世の中はもっと良くなると思うか?」
質問2:「いま学校で習っていることの中で、そのために役立ちそうなことはあるか?」
この質問を受けた生徒は、そうでない生徒と比べて試験勉強の時間が2倍に増えた。
2017年 サンクチュアリ出版 池田貴将 『図解 モチベーション大百科』76Pより引用
↓引用元の文献はこちら↓
つまりどういうこと?
この実験が示していることは、
「自分が今学んでいることに対して『どのように社会の役に立つのか?』と考えることで、やる気が上がる」
ということです。
この実験を受けた高校生たちは
「どうしたら世の中はもっと良くなると思うか?」
「いま学校で習っていることの中で、そのために役立ちそうなことはあるか?」
といった質問に答えることで、「自分が学んだことを活かして社会に貢献する姿」を明確に想像することになりました。
そうして「勉強したその先の未来(ゴール)」を意識した彼らは、自然と勉強に集中できるようになったのです。
ゴールを見据えて大学受験を成功させる
この結果から「勉強したその先の未来(ゴール)を見据える」ことがやる気の上昇に効果的なのがわかりますよね。
そして、この「ゴールを見据える」ことによって得られるやる気は、大学受験に必要な 「長期間に渡って維持できるやる気」 なんです。
「じゃあどうすればいいの?」
と思いますよね。
しかし、安心してください。
今回は私がカンタンな方法を用意しました。
あなたが「大学受験へのやる気」を引き出すためにしないといけないことは、実験のように、「次の2つの質問に答える」ことだけです。
- 「あなたはなぜその大学に行きたいのか?」
- 「あなたはその大学に行って何をするのか?」
質問①「なぜその大学に行きたいのか?」
1つ目の質問は、「あなたはなぜその大学に行きたいのか?」というものです。
1つ目の質問では
「あなたが大学に行きたい理由」
「あなたが受験勉強をがんばる理由」
について掘り下げていきます。
私が大学に行きたかった1番の理由は「教員免許が欲しい」でした。
「学校の先生になって数学の楽しさをみんなに知ってもらいたい!」
という気持ちがあり、教員を目指していたんです。。
また、地元で教員をするためには地元の大学で学んだ方が都合がいい、とも考えていました。
こうした理由で、私は地元で教員免許を取得できる大学に進学するために、受験勉強に取り組んでいました。
あなたはどうしてその大学に行きたいですか?
私のように「資格を取得したい」というのも立派な理由ですし、明確な将来の夢がない人は「自分探しをしたい」というのも理由になります。
大事なのは、その大学に通って社会のために何ができるのか、を考えることです。
「資格を取得したい」人は、その専門職で働いている自分を想像してください。
「自分探しをしたい」人は、自分に合った仕事を見つけその仕事によって社会がよくなっていくイメージをしてください。
そうやってなんとなく大学に通ったあとの自分の姿が浮かんできたら次の質問に移りましょう。
質問②「その大学に行って何をするのか?」
2つ目の質問は、「あなたはその大学に行って何をするのか?」というものです。
1つ目の質問で大学に通ったあとの自分の姿がイメージできていますよね?
次は、そのイメージを現実にするために、「大学で何をするのか?」という具体的な問題について考えていきましょう。
私の場合は、教員になるために、次のようなことを想像していました。
- 教員採用試験に合格するための知識をつける
- 先生を目指す仲間と議論をする
- 先生方の体験談を聞く
大学に入学する前はこんな感じのことを考えていました。
(ここに書いたものより、もっとぼんやりしたものです。笑)
先ほど述べた「資格が欲しい」人は私のように専門的な知識を学ぶことを考えればいいですし、「自分探しがしたい」人は色んなバイトや色んな遊び、色んな人たちとの交流といったことを考えればいいです。
ここで考えるコツは、1つ目の質問でイメージした「将来の自分の姿(ゴール)」に近づいていけるかどうかです。
「ゴールを現実にするために必ずこの大学にいくんだ!」
という気持ちを奮い立たせるために具体的に考えましょう。
そうして自分の将来の姿(ゴール)のイメージを膨らませていくことが、あなたのやる気に繋がります。
まとめ
- 「あなたはなぜその大学に行きたいのか?」
- 「あなたはその大学に行って何をするのか?」
今回は、「自分に2つの質問をすることで、大学受験を乗り越えるために必要なやる気を引き出すこと」について解説しました。
今回の2つの質問への解答は「あなたが勉強をがんばるための貴重な原動力」ですので、付箋などに書いて、勉強机の周りやトイレいった視界に入る場所に貼っておくのがオススメです。
原動力さえ作ってしまえば、あとはそのやる気の流れに乗って勉強していくのみです。
大学受験は長い闘いになるので、適度な休息も挟みつつがんばってくださいね。
あなたの受験が成功することを祈っています。