- やる気が出なくて困っている
- 「やる気を出せ」とよく言われる
- 安定して結果を出したい

あなたは気分の乗らない仕事があったとき、どうやって乗り切っていますか?
もし、無理にでも意気込んで、やる気を捻り出そうとしているのなら、今すぐやめるべきです。
今回はやる気の不必要性と危険性、そしてその対策について話します。
やる気の必要性
結論から言います。
結果を出すためにはやる気なんて必要ありません!
世の中にはやる気マネジメントが溢れていますが(私も記事を書いていますが)、そんなものはなくてもなんとかなるんです。
以下は脳科学者の茂木健一郎先生の言葉です。
毎朝起きて、今日もまた淡々と作業をする。その過程で、「やる気」という、特別なものは必要ない。むしろ、常に、「今、ここ」に没入して目の前のことをこなしていくのであって、それ以上でも、それ以下でもない。
やる気なんていらない
本当にこの言葉の通りで、淡々と続けることこそが成功の秘訣なんです。
もちろん、やる気はあるに越したことはありません。やる気があれば、集中力や記憶の定着率が上がりますし、行動のスピードも良くなるので。
ですが、やる気にはそれ相応のデメリットだってあるんです。
やる気のデメリット
- 精神的に疲れる
- やる気がないことを言い訳にしてしまう
精神的に疲れる
やる気とは精神活動の1種で、やる気を出すことは精神的な疲れを引き起こします。
金曜日、1週間の最後ということで、学校や会社ではやる気を振り絞って取り組む人がたくさんいます。すると彼らは倒れこんだ状態で土日を迎えるのです。
これこそが、やる気のデメリットである「精神の疲れ」に他なりません。
金曜日に無理をする(やる気を振り絞る)
↓ ↓ ↓
土日を寝て過ごす(精神の疲れ)
自然発生的なやる気なら大して問題はありませんが、無理矢理引き出したやる気は心の働きに馴染まず、不調をきたしてしまうのです。
やる気は言い訳にとても便利
やる気を求めるようになってしまうと、動きたくないときに、やる気がないことをついつい言い訳にしてしまいます。(私自身そうだったので。)
1番の理想は、やる気が出るようなことだけに取り組んで生きていくことですが、社会で生きてるうちはどうしても「やる気はでないけれど成果は出したいこと」に出くわします。
例えば、受験勉強だったり、大事な商談だったりです。
本気で成果を出したいことこそ、言い訳をしないためにも、やる気を求めてはいけないのです。
やる気がなくてもなんとかなる
意気込むのをやめよう
成果を出したいだけなら、やる気はなくてもなんとかなります。むしろ、ものによっては、やる気が無い方が成果につながることもあります。
ですので、心の健康を乱してしまう「無理矢理なやる気」を引き出すための、過剰な意気込みはやめましょう。
次の2つを見比べて下さい。
- 100%の力で3日やる(やる気あり○)
- 70%の力で1週間やる(やる気なし×)
はたして前者と後者、どちらの方が成果に繋がりやすいでしょうか?
やる気ありの前者はやる気が燃え尽きてしまったらそこで終わりです。
しかし、やる気なしの後者は初めからやる気に頼っていないので、ずっと続けることができます。
淡々と続けよう
ですので、やる気を引き出すことは忘れて淡々と継続する道を選びましょう。
要するに
「習慣化をしよう!」
というお話です。
習慣化に成功すれば、不安定なやる気の波に左右されることなく、安定して成果を出すことが可能になります。
↓習慣化についてはこちらの記事をどうぞ↓
まとめ
タスクを習慣化して淡々と継続しよう
私は人よりも熱量が少なかったので
「やる気があれば何でもできる!」
といった熱血的な雰囲気にはどうしても馴染めませんでした。
しかし、熱量が少ない人には少ないなりのやり方がある、ということに気づけて、気持ちが楽になりました。
やる気が出なくて苦しんでいる方は、ぜひ今回の記事を参考にして下さい!